日本はいろいろな国とワーキングホリデーの制度を取り交わしていて、有名なところ
だとオーストラリアやフランスなんかには”ワーキングホリデービザ”で滞在できる。

しかしイタリアにはそれがないので、イタリアで仕事しようと思ったらまずはなんらかの
滞在形式でビザを取らねばならず、現実的に考えてそれは学生ビザが一番簡単だろうと
思われる。

学生ビザは一月の就学時間が80時間以上で条件を満たす語学学校や大学、専門学校に
入学し書類を揃えれば比較的簡単に取れるし学生の滞在証があればアルバイトも正式に
可能だ(週に20時間まで)。

ただここでいうアルバイトというのはどうしても生活の足しにするものという印象になり
レストランやバーの店員やお土産物やさんで日本人観光客を相手にするといった職種が多い。
または、コックさんとして手に職がある方は比較的すぐに職が見つかるようだ。
何しろフィレンツェの商業スペースの半分以上、(いや70%くらい?)はなんとなく目算で
飲食店という気がするので・・

もし自分がやりたいことがあってその分野ですぐに仕事を見つけるのが大変そうな場合には
語学学校のインターンシップ留学もオススメだ。インターンシップ、といっても実は
イタリア政府の発行するビザ枠でいうところの”インターン”ではなく、語学学校が独自に
設定しているプライベートな研修制度で、Italian meでは、これから力を入れていろいろな
分野でのインターンができるようにしていきたいと思っている。

まだサイトにはインターンシップ留学 のコースを載せていないのだが、今予定している
ものとしては以下のような職種がある。

レストラン、ワイン関係
マーケティング職関係
日本語教師養成
旅行関係

その他、ご希望を受けてその分野での研修先を探すことになるので、”こんな仕事を体験してみたい”

という方はどんどん連絡してください!

ただしインターンシップというものはあくまでも仕事を身につける、または体験するための一歩で
あること、そしてだからこそ経験は問われず、無給である、ということを念頭においていただきたい。

尚、絶対にインターンができないのは医療関係、そして比較的経験(学校で勉強した、でもよい)
が問われるのは靴職人関係である。

よく、インターンシップから有給の仕事に移行できますか、という質問を受けるのだが
それはあなた次第です。つまり、インターンシップ中に双方ですごく惹かれあい職場の人に是非とも
この学生を雇いたい、と思われれば将来の仕事に結びつくことも少なからず、ある。
(私はそういうケースを結構目にしてきたので)でもあくまでもそれはラッキーな結末、
ということであり付き合っても必ず結婚に結びつかないように、まあ、基本的には体験と
コネ作りと考えるとよいと思う。

イタリアはコネ社会なので、そこですぐに採用とならなくても人間関係を構築しておくのは
絶対に絶対に得なのである。

インターンシップに関してのお問い合わせはizumi@italianme.it に直接、
またはこちらのブログのコメント欄でもどうぞ!