イタリアンミーでは生徒さんとしてやってくる世界中のさまざまな年齢、職業の人々と知り合うことができます。その中でも今回は日本からいらした奥山篤信さんよりご感想を投稿頂きましたのでご紹介します。私たち教師は、イタリアンミーのイタリア語コースを選んでくださる方と、人生においての大切なひとときを共有できるという幸運を味わっています。様々な文化、言語背景のある生徒さんと交流し、自分の中に貴重な体験が増えていくことはこの仕事をしている特権と言えましょう。自分とは違う文化を持つ方々と出会えることほど楽しいことはありません。寄稿してくださった奥山さんに最大の感謝をいたします。

ナディア

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僕は古希を過ぎた71歳の老人だ。しかし死ぬ瞬間の最後の息を吸うまで勉強を続ける所存である。

僕の場合は外国語特に欧米語を学ぶのが趣味である。それもラテン系言語を中心に。幸い英語とフランス語は話せる。昨年はラテン系ではないがドイツ語を学ぶためにベルリンに四週間過ごした。一昨年はスペインのバレンシアでスペイン語を勉強した。今回はフィレンツエで四週間過ごしたのである。

外国語を手っ取り早く学ぶにはその言葉が話されている当地に行くのが一番である。そんな思い込みでも良い、その地に乗り込みその文化やライフスタイルに触れるのが良いのと思う。つまり語学学校で学び、放課後でその地の空気を満喫しながら過ごせば、まさに相乗効果が期待できるのである。

毎年外国に乗り込みその地の言葉を学ぶのが僕の元気な間の最後の一息までの目標であり、励みでもある。今年は昨年からイタリア語を目標とした。そんな中でイタリアの何処でそしてどの学校で学ぶかはじっくりネットを通じて調べたのは事実である。フィレンツエが一番適していると判断し、学校はフィレンツエにある数校の候補を吟味してみた。その結果この学校を選んだのだが、多分行き届いた日本人への気配りの効く日本人女性の幹部がそれを決定つけたのである。

僕の授業は四週間の中でフレクシブルに変更もしたが最終的にグループレッスンが45時間、個人レッスンが38.5時間合計83.5時間の仕上がりだった。学校はまさにフィレンツエの中心 ベッキオ橋の近くでもあり、まさにイタリアンファッション、フェラガモ本社などが美しく立ち並ぶ超一等地の歴史的建物の中にハイテクを駆使した近代教育を施しているのである。同じビルにあるホテルに宿泊すれば(割引もある)エレベーターを降りるだけで学校に行けるので老人はコストマインドがなくこのホテルに泊まった。

この学校の良いのは、イタリア語のレベルチェックのテストは日本からできるのだが、それでも個人個人差が出てくる。僕の場合は筆記試験は得意だが、老齢でもあり耳や喋る能力が低いので、学校側も注意して、僕の資質や僕の希望、つまり僕は会話や聞き取りよりも文法や作文能力をしっかりマスターしたいという事情があったので、そんな要素の中でどういう先生があるいはどういう進め方が良いか真面目に検討してくれたのである。つまり各々に向いた最適のグループレッスンを考えかつ僕のような特殊な希望のものにはベストの先生を選んで個人レッスンを受けられるようにしてくれたのである。最終的に僕は学校に対して感謝の念とともに自分自身四週間でやるべきことはやったとの満足感で終了した。

僕の希望を常に配慮し、それも笑顔と誠実さで対処してくれたスタッフや先生方にはその出会いに感謝し、本当に良い学校で学んだと思っている。さらに学校には放課後や土曜日に遺跡や博物館や教会を先生方のガイド付きで案内するメニュもあり、これも大変良かったと思っている。何しろフィレンツエはあのルネッサンスの人間賛歌の発祥の地だ。みるべきものは無数にある。四週かでも学校のレッスンの制約の中で全部は見切れていない。

そう!みなさんが何処の学校にしようかと迷っているなら、僕がみなさんの立場なら躊躇なくITLIANMEを選ぶだろう。まず間違いはない!(2019年3月に四週間学校に通った経験者 奥山篤信)